私の中のワタシを忘れるために

錠剤は一粒ずつしか飲み込めない人が書くブログ。

終始口角が上がる映画「はじまりのうた」を観てハッピーを味わうべし

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スッゲーよかった。スッゲーーよかったです。

 

2013年公開作品(日本では2015年)「はじまりのうた」。あらすじ読む限りでは〝よくある音楽絡みの恋愛ドラマ〟のように感じてたんですが、「グランドイリュージョン」にも出てるマーク・ラファロが私は好きなので気にはなってました。

主演はシンガーソングライター役のキーラ・ナイトレイってことで個人的には全く期待せず観てみました。

が!!定番のストーリーを美味しく発酵してさらに熟したような面白さが、この作品には観られました。

私が好きだったのは、作品全編に程よく散りばめられた〝握りっ屁〟のようなユーモアのあるセリフや演出。映画の中でマーク・ラファロが「音楽はマジックで、なんて事ない日常(景色)が音楽と合わさると意味を持ちだす」みたいな事を云うんだけど、そんな真珠のような輝きが随所に見られる。

 

そして「なんかこの撮り方、見たことある。。。」と思ったら、監督さんが「Onceダブリンの街角で」のジョン・カーニーだったんですね。

「Once〜」もそうですけど、街並みの撮り方が美しいというか、映画からUKな雰囲気がふわっとしてくるので、私はすごく好き。

街の中の息遣いがそのままリアルに伝わってくるような、そんな感じ。 

 

キーラ・ナイトレイの恋人役のデイヴ、最初誰か分かんなかったけど、歌声を聴いたら「あれ?これ、、マルーン5じゃね??」ってなって。

その恋人もアーティストで、売れたらそれまでの恋人(キーラ・ナイトレイ)捨てて新しい女に行っちゃうクソ男なんですけど、話が進むにつれてデイヴも歌うシーンが結構出てくるんですが、「この高音域の鼻につく感じはマルーンしかおらんやろ!!」って観終わって調べたらビンゴでした。マルーン5のアダム・レヴィーンでした。

私マルーン5って顔覚えれなくて。声でしか覚えてない。

映画の中で「あいつのヒゲ面超ださい」って言われてて、めっちゃ笑いました。

そんな位置付けです。