脱毛症の改善につなげるために女性ホルモンについて考えてみた
最近なんとなく「女性ホルモン、なんとかせにゃならんのやないか?」とふと思い、うちの店に来店されるお客様の中にも〝脱毛症〟が多く見られるのもあり、ちょっと女性ホルモンとやらについて私なりに考えてみました。
女性ホルモンとはなんぞや?
女性ホルモンとは、卵巣から分泌されるホルモンで、エストロゲンとプロゲステロンの二種類があります。
女性ホルモンの大きな働きとしては、毎月の体のリズムを作り、妊娠や出産の環境を整えること。また、肌や髪のハリ、ツヤや潤いを保ったり、動脈硬化や骨粗しょう症を防ぐなどの役割があります。
大量の女性ホルモンが出ればいいのかといえばそうではなく、バランスが重要になってきます。
生活習慣を整える
これはわたしが個人的に観察して思ったことですが、脱毛症の方は見るからにストレスを溜め込んでいるような雰囲気があり、愚痴が多かったり、生気がなく、自然な笑顔も少ないような感じがしました。
毎日の生活習慣の積み重ねがいつの間にか体内のホルモンバランスを崩してしまい、精神バランスの不調、体調不良、そして脱毛へと進行するような傾向があるようです。
・睡眠
寝る時間、起きる時間が毎日決まっていること。リラックスして寝れる環境作り。
・食事
ジャンクフードや砂糖の塊のようなスイーツ類はもってのほか。かといってヘルシーだからとむやみやたらに野菜ばかりもNG。
野菜は葉物よりも根菜や色の濃いものがいいようです。野菜ジュースではちゃんとした栄養が取れないので、できるだけ地で取れたものを。タンパク質は大豆がオススメ。
乳製品の取りすぎにも注意。脂肪が腸に蓄積されるとホルモンバランスに影響が出る可能性も。
・嗜好品
お酒は「飲まなきゃやってられない飲み」ではなく、「お酒を美味しく楽しむ」ようにシフトチェンジすることがオススメ。飲み過ぎず嗜む程度に。
タバコは言うまでもなく「百害あって一利なし」。血流が悪くなることやビタミンCが不足することから、肌や髪への影響は大きなものとなります。
色や香りを生活に取り入れる
ホルモンバランスを整えるツールとして、五感は大事です。バスタイムや就寝時、リビングなどリラックスする場所での相乗効果としてアロマもおすすめ。※浴槽に垂らすなど肌に直接つくような使い方をするときは、100%エッセンシャルオイルをご使用ください。フレグランスオイルはNG)
・クラリセージ:更年期障害、うつ対策、生理不順、PMS、生理痛など(妊娠中の禁忌あり)
・イランイラン:生理不順、PMS、生理痛など、女性ホルモンの分泌にはもってこいの精油。ラベンダーと合わせるとリラックス効果アップ。官能的な香り。
GAIA エッセンシャルオイル イランイラン・エクストラ 5ml
- 出版社/メーカー: GAIA NP(ガイア・エヌピー)
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・ローズの香りがおすすめのヘアケア
わたしも使っていてかなりおすすめの、女子力アップヘアケア。
香りが長持ちして、自分からいい匂いがするという自己満に浸れます。低価格のわりにいい仕事してくれます。
また、服や下着や小物など、身の回りのものにピンクを取り入れるのもおすすめです。
俗に言う「女子力アップ」のイメージのものは、女性ホルモンへの働きかけにも影響があるからじゃないかな?と思いました。
腎臓への負担を減らす
漢方でいうところの「腎」には、腎臓、生殖器、泌尿器などを示し、生まれ持った生命エネルギーが蓄えられていて、それが減っていくことで老化すると考えられているようです。
腎機能低下の症状として、耳鳴り、聴力の低下、排尿トラブル、抜け毛、白髪、月経不順、骨密度の低下、などが見られるようです。
暴飲暴食や消化に負担がかかるものを減らす、寝る3時間前までに食事をすませるなどで、腎機能への負担を和らげることが可能のようです。
病は気から。エネルギーの観点から
体に不調が出たら、お医者さんに診てもらうのが間違いないかと思いますが、それと並行してみてもらいたいのが「エネルギーと体のつながり」。
病は気からという言葉の通り、体に現れるのは最終形態で、そうなった元を辿っていくと自分でも全く意識していないようなものが現れます。しかも、結構面と向かって見たくなかったりします。なぜなら、それと向き合うことで今までうまく自分を隠してきた「受け入れがたい部分」を受け入れざるをえなくなってしまうから。
そのような内容のお話をこちらの本で一部紹介します。
自分を愛して!―病気と不調があなたに伝える〈からだ〉からのメッセージ
- 作者: リズ・ブルボー,浅岡夢二
- 出版社/メーカー: ハート出版
- 発売日: 2007/10/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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例えば「脱毛症」。
誰か、または何かを失ったり、失う恐怖にさらされたりすると、髪の毛が抜け落ちることがあります。自分が失ったもの、あるいは失うかもしれないものに、あまりにも自己同一化しているので、深い絶望感や無力感を感じるのです。自分が何かを決めたことによって、人に何かを失わせたりしたために、自分を激しく責めている、という場合もあります。
一般的には、人生の物質的側面においてひどく心配していたり、また他の人たちが自分についてどう言うのかをすごく気にしている場合もあります。
そして「腎臓のトラブル」。
自分は他の人たちのように難しい状況に立ち向かうことはできない、と考えるのをやめることです。世の中は不正に満ちていると思い込んでいるために、あなたは内なる力を使えずにいます。他人と自分を比較するのをやめ、批判癖を直すようにしましょう。
あなたは自分の豊かな感受性をうまく使っていません。感じやすさが、感情的になりすぎるという方向にずれてしまっているのです。
このように、「気から」がどこから来ているのかを見つけることによって、バランスの崩れる原因となった考え癖や思い込みの囚われから解放され、それに伴って体の方も改善に向いていく、という考え方もできます。
産後の脱毛なども女性ホルモンの急激な減少が関係してくるようなので、気になる方は是非生活改善への考え方をシフトチェンジしてみてはどうでしょう?