私の中のワタシを忘れるために

錠剤は一粒ずつしか飲み込めない人が書くブログ。

まだ他人の愚痴を黙って聞いてあげてるの?

ひとむかし前の私は、聞き役の方が得意なこともあり、他人の愚痴を聞いたり悩み相談に乗ったりするのがそんなに苦にはなりませんでした。

でもある時、「なんか……話聞くの疲れるな……。」と思い始めました。

最初はなぜ疲れるのかがよく分からなかったのだけど、よく観察してみると、愚痴には二種類あることに気づきました。

 

ただ言いたいだけの疲れる愚痴、と、その後ちゃんと解決する意志がある愚痴

 

解決する意志がある愚痴の場合、聞く側が「じゃあそれについてどう変えていきたいの?どうしたいの?」とふると、ちゃんと考えたり自分のどこが良くなかったかを素直に受け入れたりという手応えのある会話ができます。

もうお分かりだと思いますが疲れる愚痴とは嫌な思いをした件について、「じゃあ次からどうすれば同じ思いをしなくて済むか?」を考えるつもりが全くなく、ただひたすら自分の中の毒を周囲に振りまくだけ振りまいて放置(責任を取らない)するやり方です。

女性が集まると、この疲れる愚痴が非常に多いのですが、もちろん男性にもいます。お酒を飲んで愚痴って忘れようなんて言ってる人はこれにあたるでしょう。

 

まず、会話の着地点がないまま会話がスタートされます。そして疲れる愚痴の場合、嫌な出来事のすべての責任が「自分以外」に向いていて、その上その事実を受け入れることができません。

「私が今こんな気持ちになっているのは◯◯のせいだ」というように。この◯◯の中には自分以外の誰かの名前や、足りないものや、状況などが当てはまります。上司のせいで、旦那(妻)のせいで、ママ友のせいで、親のせいで、お金がないせいで、時間がないせいで、忙しいせいで、など挙げればきりがありません。

もちろん言ってる本人はその人なりに精一杯やっているでしょう。しかし、その状況に対して関わる人や場所が変わっていたとしても、本質的に同じようなことを繰り返しているようであれば、それは「精一杯やっているつもり」でしかなく、どうにかするベクトルが違う方向を向いてるだけなのです。

 

私は学びました。「このような人の話を聞いても自分の時間の無駄だ」と。

 

相手を変えることはできない。ならば、自分が変わるしかない。

そこで、話を聞き始めてもし相手が疲れる愚痴のパターンだった場合の有効な技を伝授しておきます。

 

①右から左へ聞き流す

②あからさまに興味がないオーラを出す

③強引にポジティブな話題に持って行く

④「ねぇちょっとこれ見て」って適当にYouTube見せとく

⑤帰る

 

自分が疲れても相手の話を聞いてあげなきゃ(義務感)、と思うあなた。そんなあなたは相手の存在に依存している可能性があります。

自分にとって相手を〝私がいなきゃだめな人〟という位置に置き(依存させる)、相手の聞き役になることで「自分は重要な人間だ」と感じたい欲求を満たしているという場合があります。

そのような人間関係から離れたいのになかなか離れれない、また、離れてもまた同じような人が寄ってくるのであれば、その状況に何らかのメリットがあるということです。

 

繰り返すパターンをじっくり観察してみれば、どこをどのように変えればいいのかがわかってくるでしょう。

 

【参考図書

 

人の目を気にせずラクに生きるために黒猫が教えてくれた9つのこと

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ムーディ勝山 「窓から虫が入ってきたけど気にしないの歌」