節約が苦手
節約ができない。
そもそも、節約をする意味がよくわからない。
私の母親は「お金がない」が口癖で、節約節約と言いながら家中の使わないコンセントを抜いて回ったり、昼過ぎの一番暑い時間しか冷房を使わなかったりするわりには、食べ物などには惜しまずお金を出すような人である。
待機電力とか言ってもきっと微々たるものだろうし、現代の夏の暑さは昔と違うから昔のやり方のままだと体調壊しかねないと私は思うのだけど。
お金がないなら働けばいいのに、と思うし、今働いてるとこで満足いく給料がもらえてないのなら、そこを辞めるか自分の生活スタイルを変えるかのどちらかしかない。
私もそんな親に育てられたため、ある時期まではお金がないことが当たり前のような意識がどこかにあり、「このままだとダメだな」と思い、自分なりに試行錯誤しながら自分の意識や生活スタイルなどを軌道修正してきた。
しかし、どうしても「節約」というものができない。
主婦の人の話を聞くと、節約第1位は食費。
だけど、わたしにとって食費を削るというのは死ねと言われているようで、どうも難しい。
例えば、私は肉をほとんど食べないので魚介を食べるのだけど、「魚は高いから食べない」とか、私がたまにホタテとか焼いて食べるよと言うと、必ずと言っていいほど「高いから無理」と言われる。
しかし、何もホタテをめちゃくちゃいっぱい食べるわけではないし、お酒を飲まないのにつまみのような一品で結構満足するので、そんなにお金はかからない。
量でお腹いっぱいにするよりも質で満たされたいので、少しでいい。
けっこう低燃費だと思うんだけどな。
車のガソリン代が高かろうが、乗りたい車に乗りたい。
わたしは現在ジムニーくんに乗っているのだが、何に乗っているか聞かれてジムニーと答えると、すぐ「燃費がどうのこうの〜」と言われる。
正直燃費とか全く気にならないし、リッターどれくらい走るかとか興味ない。それ以上にジムニーは乗っていてとても楽しい。わたしはそれで十分満足なのだ。
ガソリン代が安いスタンドにみんな並ぶけど、あれをみるとゾッとする。わたしはどうしても、「並ぶ時間がもったいない」と思ってしまう。
毎日のお風呂はほぼシャワーなんだけど、当然のごとくお湯は出しっぱなし。
だっていちいち止めるのが面倒くさいから。
そういう入り方をしたところで、月の水道代は基本料金内に収まってるし。
それだったらストレスが少ないほうがいい。
そうだ。わたしは日々のストレスを軽減するために、お金を払っている。
節約をしてストレスがたまるくらいなら、しないほうがかえって無駄がないような気がする。
まぁ、自分にとって本当に必要なものとそうでないものを見極めた上で、ですけどね。