私の中のワタシを忘れるために

錠剤は一粒ずつしか飲み込めない人が書くブログ。

真に自由になるためには、まず自分をゆるすことから

最近、一時遠ざかっていたSNSに復帰し、一周回って今やってみると意外と面白い部分もあっていいなと思えるようになった。

遠ざかっていた理由は俗に言う「SNS疲れ」で、見る方は選べるけど見られる方は選べない、でもブロックとか非公開とかにしたら新しい化学反応も起こらない、メンドクサイーーー!!という葛藤からやめていた。

結局私は「他人が決める私のイメージ」という外側にとてもこだわっていたんだな、ということに気づいた。それと同時に、「なんか今の私ってなんなんだろ。」みたいな、根拠はないけどそれまでの自分の皮がべりっと剥けて、中から何か出てきそうな感覚もどこかにふわりとあった。

気になったキーワードをグーグルくんに聞いてみたり、そこから出てきた内容を掘り下げて調べてみたり、関連する本を読んでみたりして、あるいくつかの結論にたどり着いた。いや、結論というと一つの枠に確定してしまうので、「状態」と表しておく。

 

①私はこんな人ですと決めなくていい

「私」というものがどのような人なのかを決めて(見て)いるのは自分以外の他人それぞれの見え方なので、わざわざ自分から「私はこんな人です!」とアピールする必要はないということ。

名前は個人を識別するためのものだし、例えば名前が変わったからと言ってその人が変わるわけではない。

自分で「こんな人です」と、言っても言わなくても決めるということは、自らを檻の中に閉じ込めてしまうことと一緒じゃないか。

これは服装を変えてみることや、普段自分が関わらない人の集まりにあえて行ってみたりすることから始めてみるといい。

私の場合は、それまで絶対に選ばなかった色の服を身につけてみた。そうすることで、多少なりと行動や言動に変化が感じられた。

 

②気分や考えがコロコロ変わってもいい

考えや世界の見え方は日によって、あるいは1日の中でもコロコロ変わることはごく普通で当たり前のことなので、自分や人に対して「考えがコロコロ変わることはおかしい」とか思わなくなったこと。(この部分は、私は昔から気分屋の自覚があったのだけど、それを抑えてた部分もあったので、よりのびのびと過ごせるようになった)

自分が選びたいものに対して貪欲になったり、選びたくないものに対してハッキリとノーを言える勇気を持てるようになった。そして、同じく自分のしたいことやしたくないことに対して素直に生きている人を「おもしろい」と思えるようになった。

 

③自分が出来ることと出来ないことの区別

簡単に言うと「無理をしない」ということ。

(こう書くと誤解を招くかもしれないけど)いくら有名な人でも一人の普通の人だということ。そうすると「すごい人」というのはいないんじゃないかと思った。

確かにクリエイティブなことをやってる人、そしてそれが自分の好みにガチッとくると「すごいな」と思う。でもだからって、その人がすごく完璧にすごい人なのか?といえばきっとそうじゃないし、カッコイイと思わせられるような人はその人も気づいてないような部分でさえ「いいな」と思わせてくれる。

「よし。自分はここまでしか出来ないけど、これでいいんだ。」と思えると(言い聞かせるのとはまた意味が違う。あくまでも自分にとって心地よい距離感という意味。)、他人と変なとこで競争しなくて良くなる。持ってるモノとか、付き合ってる人間関係とかで。

そうすると、自分が本当に望んでいることや自分には必要ないなってものが見えてくる。

 

 

昔からなぜか、周りから「海外に行ってそう、行ったら?」とか「歳とったら海外に住んでそう」とか結構言われ続けてきたけど、一度じっくり考えてみたことがあって。「お前は本当に海外に行きたいのか?」と。

そしたら、「そうでもないよ。福岡好きだし」という答えが返ってきた。

結局自分がどこにいても環境は自分が作っていくものだから、ま、本当に行きたくなったらいくでしょう。と思った。

これって〝ぬるま湯に浸かってるっていうやつなんかなーーー〟と、ぼーっと考えてみたけれど、私の思考はすぐさま「お寿司食べたい」となったのである。

 

 

真に自由になるために必要な条件は、これ以上苦しみたくないと決意することだ。

人生を楽しむために、ストレスを溜め込んだり、苦しんだり、恐れたりする必要はないと決めることだ。

   『いま、目覚めゆくあなたへ』(マイケル・A・シンガー著)

 

いま、目覚めゆくあなたへ--本当の自分、本当の幸せに出会うとき

いま、目覚めゆくあなたへ--本当の自分、本当の幸せに出会うとき

  • 作者: マイケル・A・シンガー,菅靖彦
  • 出版社/メーカー: 風雲舎
  • 発売日: 2010/04/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 1人 クリック: 8回
  • この商品を含むブログ (1件) を見る