私の中のワタシを忘れるために

錠剤は一粒ずつしか飲み込めない人が書くブログ。

大金持ちになりたいわけじゃないけどもうちょっと余裕があったらいいなと思ってる人が読む本

 私は日常の中でちょっとしたモヤモヤを癒したい時に本屋に行く癖があります。欲しい本めがけて行くのとは別に、サラリーマンがスナックの姉ちゃんに会いに行くような感じで、私は本屋に行くのです。

先日、仕事を終えてそんな気分だったので、閉店間近の本屋に滑り込んでみました。早足でさーっと一通り見回していくと、一冊の本が目にはいってきました。

 

 

金持ち体質と貧乏体質

金持ち体質と貧乏体質

 

 お金に関するタイトルだからかビジネス書のコーナーに平積みされていたけれど、中をパラパラめくるとテクニックというよりも、なんだろう、メンタルカウンセリングといった感じで、自分の在り方から壊して建て替えるような内容だったため、なんとなく気になりそのままレジに持って行きました。

 

先日私は自分のブログにも書いたけれど、「自分中心」と「他者中心」で生きる場合の具体的な違いや、まぁ、大まかに言えば巷に腐るほどある成功法(思考は現実になる、的な)みたいなものを、もっと細かく刻んで「なんでそうなるのか、なんでそうならないのか」といったような切り口で詳しく説明されています。

 

私は悩み相談をされることも多くて、話を聞いているとその悩みの原因のほとんどが「自分は本当はどうしたいのか」が自分自身でわかってないことに至るような気がしました。わかってないというか、見えてないと言えばいいのか。とにかくそんな感じだから、本当に欲しいものが目の前にあっても気づいてない場合もたくさんあります。すでに持ってるのに「持ってない」と言ったりもします。

私たちが「お金がない」と言う時、それはお金が1円もないことはほとんどなく、〝誰かと比べて〟ないと言っています。

そういう微細な目に見えない〝意識〟というものがやがて言葉や行動への習慣となり、その人の性質となり、事象に現れていくのです。

 

私は商売をしていますが、以前は「他者中心」で生きていたため、自分が差し出すものに対して受け取っていい正当な額に罪悪感を感じたり、自分に自信がなかったため自分自身に価値を置かず、無理を言うお客さんの言いなりになっていた時期もありました。「他者中心」って、人に自分の価値を決めてもらうってことです。今じゃとても考えられないけれど。

 

それだけ「自分中心」に生きることって大事なんですよ。

ってことがたくさん書いてあります。

 

それと、お金がないことは恥ずかしいことではありません。誰だって一時的にお金が急激になくなることってあると思います。でもその「ない」の物差しも自分だけのものでしかなく、どうにかしようと(考えること、行動すること)すれば、必ずどうにかなるものです。

変な見栄っ張りの方がよっぽど恥ずかしいなと思います。