私の中のワタシを忘れるために

錠剤は一粒ずつしか飲み込めない人が書くブログ。

リメンバー、サミー・ジェンキンス

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最近また一つ、自分の中の融通の利かないある部分を変えようと思いました。

 

わたしは以前から他者と何か食事などの約束をする際、早々と約束をせずに急に誘ってほしいとお願いをしてきました。

なぜかというと、早々と約束をしていると、その日がやけに際立ってきて、約束を忘れないようにするというプレッシャーで行きたくなくなるのです。

でも、例えば旅行などはある程度前もって宿の予約などが必要ですが、わたしの場合はかなりの確率で弾丸旅行が多いので、その「前もって」の期間も一週間とかが多く、「よし、来週あの辺に行こう」みたいな感じで決めていくことが多いような気がします。

そもそもわたしは「旅行」が好きなのか?

連休前になると、やたら皆さんに「どこか旅行とか行きますか?」とか訊かれたり訊いたりしますが、先日ふと自分に尋ねてみました。「お前は旅行に行きたいのか?」と。

 

「いいえ、特にこれといって興味はありません。でも今はそうでもいつかのタイミングで行きたいと思うかもしれません。」

そのような答えが返ってきました。

去年、一人で東京に遊びに行ったのだけど、それも「旅行」という感じではなく、栃木にいる友達に会うために行ったわけで、観光なんて興味もなく、ただ普通に友達と会って「ヤァ、元気?」って感じでぶらぶら買い物したりお茶したりして。「旅行」っていうと非日常を体験しに行くのだろうけど、私にとっては「そっちの日常ってどんな感じ?」みたいなことを知ったり一緒に楽しむ方が好きなんだろうなと思いました。

栃木の友人と会う際も特に細かい約束もせず、「だいたいこんな感じで!そんな感じで!」が通用する人なのでとても楽でした。

 

だいぶ話がずれましたが、まぁ、そんな風に「約束」が苦手なんです。

 

しかし先日、後輩と後輩の先輩と三人でご飯に行こうとなった時に、後輩は私の性質をわかってくれているので、三日前くらいに「ギリギリに言おうと思ったんですが」と付け加えて私を誘ってくれました。

私的には「三日前も結構ギリギリだと思うんだけど〜」と思いましたが、人の尺度はそれぞれ違うし、なんだかふと「あぁ、すごく気をつかってくれてるなぁ。私のわがままに他の人を巻き込んだら迷惑だなぁ」という気持ちが芽生えたので、「ごめんね、今まで前もった約束できないって言ってたけど反省しました。もう前もって約束しても大丈夫です。」みたいなことを言ったような気がします。

 

つまり何が言いたいかと言いますと、「こんな私でも相手してくれてありがとう」とみんなに言っておきたいワケです。

 

映画「メメント」の主人公レナードは、事故による短期記憶障害のため自分にとって大事な「事実」は身体に刺青を彫って消えないメモとして残していましたが、私も刺青とは言いませんが昔からペンで左手の甲にメモする癖があり、未だにボールペンで左手にメモをする時があります。

最近も毎日毎日「あ!また忘れた!!」というものがあったので、忘れないように左手の目に付くところにメモしてました。

 

『はみがきこ』と。

 

 

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