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私の中のワタシを忘れるために

錠剤は一粒ずつしか飲み込めない人が書くブログ。

持ち時間について考えてみた

わたしは自他ともに認めるマイペース女である。

昔から時間を急かされるのが何よりも憂鬱で、一人暮らしをし始めた理由も、母親から「早くご飯を食べなさい、早く風呂に入りなさい」と言われるのが嫌になったのが大きい。

どっちも自分の都合に私を当てはめたいだけじゃないか。そんな風に言えば言うほど私は思い通りには動かないよ。っと、かなりひねくれていたものだ。

 

これはもしかしたらお客様も読んでくれているかもしれないので、ここで書くのはちょっと気がひけるけど、もう、書いてしまおう。ビクビクしながら。

 

わたしは現在、一人で店を切り盛りしながら美容室で働いている。

一人ですべてをやっているので、当然ながら予約は完全予約制にさせてもらっている。しかし、たまにお客様から「予約が入ってない日は休んだりするの?」というふうに聞かれるのだが、そこまでぐうたらなことはしない。

だけど、私にとっては〝予約と予約の間の少しの空き時間〟というのが結構大事だったりするので、この時間でトイレに行ったり、お菓子を食べたり、両替に行ったり、お昼を買いに行ったり、ちょっと寝たり、といったことを与えられた時間の中で、いつどれだけ出来るか?というのをいつも考えている。

なので、例えば5分前くらいだったら、身も心も、もうお迎えする準備が完全に整っているのでオッケー。しかし、10分前とかそれよりも早く来られた場合は、「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。。。」っとなってしまう。

いや、いいんです。全然構わないし、むしろその方にとっては「遅れるより早く行った方がいい」というスタンスだったりしますし、本来私どもの立場からするとそう言ったお気遣いはとてもありがたいことなんです。

しかし。私の中の小さな子供は少し残念がります。

「あぁーん、ちょっと休憩したかったよぅ。おかし食べたかったよぅ。」といったように。

せめぎ合いです。どうかこんな私をお赦しください。

 

 

以前、一度もご飯を一緒に食べにも行ったことのないような男の子の友達から突然お誘いがあり、その時私は「普段遊ばないような人と遊んだらどうなるのか」といった、検証するような気持ちだけで彼のお誘いを承諾した。

約束した日、私は仕事だったので「終わったら連絡するね。おそらく◯時くらいにはなると思うけど。」とだけメールをして、そのあとどこに集合するかなどを決めるつもりでいた。

この時の「終わったら」というのは、私にとっては「今から出れるよ」の意味だった。

片付けして、ちょっと一息して、お化粧直したりしたいから、最後の工程が終わる頃にメールすればいっか〜と思っていた。

 

すると、最後のお客様が帰って間もなくして一台の車が入ってきた。

ん??もしかして飛び込みかな??

と思っていると、そのあと会う予定の友達だった。連絡も入れず、彼はやってきたのだ。「おそらく◯時くらい」と私が言った時間きっかりに。

この瞬間、私の中の「ご飯に行く」の線がプツリと切れた。

もうやだ。行きたくない。帰りたい。どーでもいい。

私の中でこれをやっていいのは、恋人か家族か日頃からよく遊ぶ友人だ。

その尺度は「お化粧してる時間をその場に一緒にいて待たせてもいい人」となっている。そして私にとって「お化粧している姿は恥ずかしいもの」というのがあるので、やはりこれは身近な人にしか許せない自分がいる。

 

だけど彼はそんなこと少しも気にせず、私の大事な「持ち時間」の中にずかずかと入ってきたのだ。

 

彼のこの行動を「いいね」とする人も世界にはきっとたくさんいるだろう。

ただ、私が「ダメだ。そりゃダメだよ。」と思っただけなのだ。