変人はいつの時代も脆く美しい
正直で飾らない人は心地よい。
水のように流れ、空気のように漂い、たまに火のように燃え、風のようにフラフラしたり、土のようにどっしりとしたような。
自分の「自然」を受け入れると、どうしても大衆とのズレが生じる。
しかしそのズレが、ハマる人にはハマる。
雨が降って憂鬱になる人もいれば、喜ぶ人もいるように。
この世に見えない秩序があるとするならば、そこに存在することで自然ということになる。
敏感で感じやすいと、繊細で脆い。
すべてを観察して理解している。
自然に生きる人は、自分が中心に居ないと世界が回らないことを知っている。
自分は静止し、世界が動くのを見ていればいいだけなのだ。
前に進みたいと思えば、世界を後ろに流せばいい。右を向きたければ、世界を左に向ければいい。
狂気はわたしたちにとっての原動力になる。
19世紀に名を残したヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニを描いた作品、『パガニーニ〜愛と狂気のヴァイオリニスト〜』を観て感じたこと。
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