個性的というものについて考えてみた
こんにちは。ビッグダディが7度目の結婚というニュースを知って、動揺を隠せないでいる、態度がビッグなマスミです。私も婚姻届をバッグにつめておくべきか、、、。
前回の記事「他人に興味がない人について考えてみた」
の、「他人に興味がない人の行動パターン」の中にちらっと出てたんですが、他人に興味を持てない人は独特な世界を持っているとありました。
最近ふと思ったんですけど、例えばファッションの分野でいうと、よく〝普通の格好〟と〝個性的な格好〟とかっていうじゃないですか。私も以前は「わたしは個性的だ!人とは違う(違っていたい)んだ!」みたいな痛く恥ずかしいことを思っていましたが、例えば黒のパンクファッションはどちらかというと世間一般では「個性的」な方に入るかと思います。
だけど、そんな個性派パンクファッションも、ルーツを辿ればヴィヴィアン(ウェストウッド)だったりするわけで、鋲の革ジャンとか破れたTシャツとかガシャガシャの安全ピンだったりで、パンクスたちが認めるパンクの「正装」的なものがあるじゃないですか。その正装からちょっとダサい方に外れてたりすると、「おめーそれはパンクスじゃねぇよ!パンクスってもんはだなぁ、、、」みたいな話が始まるじゃないですか、多分。
定義があるってことは、もう個性とかあんまりカンケーないような気がするんだが。。
逆に、普通な格好ってなんだろ。
白いTシャツにジーンズ。これが今わたしが思い浮かべた所謂「スタンダード」なんだけど、ここで何故シャツじゃなくTシャツだったのか、綿パンじゃなくジーンズだったのか。それはもう、わたしの好みの範疇としか云いようがない。
わたしが個人的に思う、「個性的な格好」。それは、ファッションに頓着がなく、その人が〝自然と〟作り上げた奇跡の組み合わせ。これだと思う。
昔知り合った男性で、ジーンズの裾が片方靴下の中に入ってた人を思い出した。しかも靴下はスネ丈の真っ赤なやつ。あの時はその彼の格好を見て〝チョーダセー!〟って思ったけど、今思えばあれは究極の個性だったんじゃ。。。
個性って自分で認識するものじゃなく他者から認識されるものだから、結局性別とか年齢とか気にせず、自分の好きなものを選び続けてれば間違いないんだろうね。
ぼくたちは、彼女のことを定義したかった。ぼくたちがおたがいにやっているように、どこかの分類にあてはめたかった。でも、彼女はどこにも当てはまらない。「不気味なやつ」「変人」「イカれてる」どれもちがう気がした。彼女はこちらのバランスまでぐらつかせた。学校の上に広がる雲のない空に、ひとつの記号がぽっかりと浮かんでいた。 ?
「スターガール」ジェリー・スピネッリ著