私の中のワタシを忘れるために

錠剤は一粒ずつしか飲み込めない人が書くブログ。

怒りのスイッチについて考えてみた

先日、夜仕事から車で帰宅途中…というか、〝あとはもう右に曲がったらそこがアパートの入り口〟というところでウインカーを出し右折しようとした瞬間、うしろからわたしを追い越そうとした車からめちゃくちゃ激しいクラクションを鳴らされ、車内いっぱいに「?」で埋まったワタシです。

ごく当たり前な運転をしていただけなのにクラクションを鳴らされて心外だったのと、静まりかえった田舎道にまんべんなく響き渡るようなクラクションの音にビビり上がったのとでワケがわからなくなり、あと5メートル程進めば駐車場なのにおもわずその場に立ちすくんでしまいました。(いや、車なんですけどね)

そんなノロノロ運転をしていたわけではなく、ただ気分よくGrimesのリアリティを踊りながら歌っていただけなのに…。なんてこったい。

怒りのスイッチというのは、単純に押すか押されるかの二択があるとおもうんだけど、私の場合は圧倒的に「知らない間に押してしまった」という地雷パターンが多い。

そもそも人の怒りのスイッチをワザと押そうとする人なんてあまりいないと思うし、スイッチの場所がどこにあるかなんて他人にも見えなければ当の本人も自覚してないことがほとんどだと思う。
なので、よく怒ってる人が言うセリフ恐らくナンバーワンの「わたしを怒らせるな」というアレは、いかがなものかな?と思えてしかたがない。

昔付き合っていた恋人の家(実家住まい)に遊びに行ってた時のことが、ふと蘇る。

その恋人のお兄さんがたまたま家にいて、そのお兄さんに「コーヒーのむ?飲むならいれるけど?」と訊かれたので「あ、じゃあ、お願いします」という私にとってはごくフツーの何ともない返答をしたつもりだった。そうしたら、急にお兄さんのテンションが少しおかしくなり、「じゃあって何なん。そんな言い方するならいれんばい。」(福岡のこってり筑豊弁)と冗談半分にキレられ、「あれ?なんか怒らせてしまった?」くらいには気付いたけれど、何が悪かったのかは後日わたしの友人に話したときに分かったので、まぁ、結果〝時すでに遅し〟なんですけど。わたしにとっては「え?そんなことで?」みたいなことが多々ある。

学生の時も、昨日まで仲良くしていた女の子に突然無視され始めたり。
また別の元恋人には急に怒りだして「自分で何が悪いか考えろ」とか言われたり。(←一番めんどくさいやつ)

なので、怒りの沸点が低い方は、「僕は・わたしは、コレコレをされるとイヤです」というリストを分かりやすく箇条書きにしてお腹か背中に貼り付けておくのがベストだとおもいます!

あなたがどの部分に反応して怒るかなんて興味がありませんから、わかりません。全ての人に怒らせないように顔色伺うほうがビョーキだろ。

怒らせてほしくなかったら、怒りのスイッチを押されない努力をするべし。